2004年 09月 04日
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2004年 09月 04日
2004年 08月 29日
今年1月に亡くなった歴史学者・網野善彦の意思を、仕事として継ぐ2人の対談。
3人に共通するのは、歴史学、民俗学、宗教学など個別の領域にとどまらず、「世界」の有り様を探求していきたいという、研究者の情熱だと思う。 学閥をもたず、組織づくりに時間を費やさず、「世界」の解明に一歩でも近づこうと研究にひたむきにまい進する。 そういう自由な学問的意思が、3人の間には流れている。 学生時代から私も、何冊も3人の著作は手に取った。目から鱗が落ちるというが、彼らの仕事は絶えず既存の枠組みを超越しようとする地点で試みられており、まさに目から鱗の連続であった。 網野氏の意思がこういう形で対談となり、読者にも共有されていくのは、彼らの仕事の仕方を支持する者としてとてもうれしい気がする。
2004年 08月 29日
三重県・伊勢志摩の二見浦沖合いにある夫婦岩の間から、よく晴れた日には富士山を遠く眺めることができる。そして夏至の日には、夫婦岩の間の富士山の頂上から御来光を拝めると、かつて「レイ・ライン」の項で触れた。
本書には、夫婦岩の写真がふんだんに収録されている。また、1年間定点観測した四季を通した365枚の夫婦岩の写真は壮観だ。光の加減、雲の様子、波のかたち、海上に見える島の数々・・・、一枚とて同じ景色はない。もちろん、夏至の日の富士山の写真もある。他に類書はないだろう。 私が買うべくして買う写真集であった。 この本を東京駅地下街の古本屋で手にしたのは、仕事帰りの7月30日の夜のことであった。この夜、夫婦岩に張られたしめ縄が台風10号の影響で切れた。 翌日ニュースを知って、何かが私を呼んでいるに違いないと、私は勝手に思った。
2004年 07月 25日
週末に山中湖に行った際に、近くのコンビニで購入。タウン誌の王道をいくタウン誌でした。
1)安い(270円) →おそらく全国最低レベル 2)誌名がシンプル「マイタウン」 →サブタイトル「山梨をもっと楽しくするシティ・マガジン」がなければ、どこのタウン誌かわからない。全国に同名のタウン誌多数あり。 3)企画がおもろい →7月号は「辛いもの特集」でした。後述。。。山梨方言コーナーも◎です。 4)読者投稿を大事にしている →投稿でコーナーが成立するってことは、それだけ地域に支持されてるってこと。いわばタウン誌の生命線。 この4拍子揃ったタウン誌というのはなかなかないものです。地域を盛り上げてやろうとか、金儲けしようとか大意を抱かず、おもしろいからやるというスタンスが伝わってくるのがグーです。 7月号の「辛いもの特集」も、県内各地の辛いものレストランを紹介(ここまではよくあるパターン)した後に、辛そうなお菓子21種類を買い込んで来て、編集部スタッフが食べ比べランキングする、というしょうもないことをしています。 ちなみに、1位は「DEATH RAIN Habanero CHIPS」(米・Blair's Sauces & Snacks社)。 随所に出てくる編集スタッフの似顔絵も親しみやすさを演出しており好感です。
2004年 07月 24日
これまでほとんど明らかにされることのなかった天明愛吉氏(1884-1949)の伝記。島崎藤村を師と仰ぎ、神奈川県大磯町に移住し、没した藤村の最晩年に大きな影響を与えた人物。藤村研究にとっても、本書は価値のある歴史的な発掘の書となっている。
タイトルで魅かれるのは「高等遊民」という言葉。明治後期に、高等教育を受け大学を卒業しても官僚にもならず、職にもつかず、親の資産(仕送り)で生活していた人たちのこと。実家が牛乳屋で(当時はもうかった)慶応ボーイの天明愛吉も、親の庇護のもと、文学や歌舞伎役者など自由な生活を送っていた。 「高等遊民」が発生した時代背景については、当時の夏目漱石の小説などが参考になるらしく、改めて読み直してみたい気になった。(googleで「高等遊民」というキーワードを検索した結果。こういう時、検索エンジンは便利ですね) 本書の意図とは離れるが、現代の社会経済状況における、パラサイトシングル、フリーターなどと比較しながら、人生における「就職」について考察するのも価値がありそう。 著者は明治大学情報コミュニケーション学部教授で天明愛吉氏の甥。親戚などからの聞き書きが本書の重要な構成要素になっている。先行研究がほとんどなく、地道な作業に頭が下がります。著者だからなしえた作品です。
2004年 07月 17日
井上陽水の「傘がない」ではないが、東京駅には「椅子がない」。試しにあなたも探してみてほしい。東京駅に椅子があるか。答えは、明らかに圧倒的にない。駅の構内にも、構外にも。 どこに座って人を待ったらいいのか、休息をとったらいいのか。 駅は私に、歩き続けろ、移動し続けろといっているかのようだ。 あるいは、喫茶店でお金を落とせといっているのかもしれない。 写真は3連休前の16日(金)夜の東京駅構内、東海道新幹線の改札前の様子。旅行に向かう人々、あるいは遠方からの客人を待つ人々が、大荷物を抱え、それぞれの理由で地べたや階段に腰を下ろしている。 地べたに腰を下ろさなくても、柱や壁に寄りかかったりして、負担を軽くしている。 みんなリラックスして、人を待ったり、旅の出発に備えたいのに。 GWにも、年末年始にも、お盆にも東京駅の様子を観察したことがあるけれど、本当にひどい状態です。 東京駅だけではない。品川駅にも椅子がない。ほんとに不思議なほどに椅子がない。 ひどい国だと思う。ひどい鉄道会社の怠りだと思う。 田舎から上京してきたおばあちゃんは息子と待ち合わせの時間までどこに座るのか。妊婦はどこで泣く赤子をあやすのか。外国からの観光客は不慣れな駅でどこに座ったらいいというのか。 椅子がないのは、浮浪者対策とか、オウムサリン事件以降という理由をききました。 あなたこんな理由で納得できますか?いつも僕は腹が立っています。 椅子を設置するスペースは有り余っています。ここかしこに、椅子を並べたくなるスペースが有り余っています。あなたの駅で、椅子のある風景を想像してみてください。 駅に椅子設置運動を起こしましょう!
2004年 06月 21日
![]() 電気を使わない冷蔵庫、掃除機、洗濯機、除湿機、珈琲焙煎器などなど。藤村氏が社長をつとめる(株)発明工房(神奈川県秦野市)では、通信販売を通して、実際にこれらの非電化製品の一部を販売している。 また、予約者が一定数を超えれば他の製品も商品化されるとのこと。 エコロジー(環境問題)を語る場合、あなた原始時代に戻るつもりか、というような極論ばかりを主張する人がいて閉口するが、藤村氏の実践は現実的だ。 非電化といっても全く電気を使わないわけではない。同器具を開発するのだって、電気ドリルやなんやらの機械は当然必要なわけで、当然使用している。 しかし、普段の通常の生活でも、工夫すれば無用なエネルギー消費は減らせますよね、という提案なのである。 それに、自分で作るとか工夫するって楽しいですよね、という提案でもある。少しおおげさな言い方をすれば、人類史の中において、自分の人生において「道具とは何か」という問題にさえ思いをはせることも可能だ。 珈琲焙煎器は、火の上で生豆を煎る金属製の器具(=写真)なのだが、形状はいたってシンプル。飲むまでに時間は30分ほどかかるが、簡単に誰でも煎ることができる。 それよりも初めて知って驚いたのは、コーヒー豆は生豆の状態ならば2~3年も保存が可能という事実。 店で売っている焙煎後の豆はそうはいかない。ミルした後のコーヒー粉はいうに及ばず。アルミで厳重に密封されているではないか。 妻が早速、生豆とセットになった珈琲焙煎器(=写真)を購入した。コーヒーの生豆は薄い黄色をしていた。 週末に早速煎ってみた。苦労するかいだけあって美味い。そして愉しい! 【非電化工房】 http://www.hidenka.net 【(株)発明工房】 http://www.invention.co.jp/
2004年 06月 13日
先日久しぶりに飛行機の国内線に乗ったら、「1A」の座席になりました。つまり、機体の左一番前の席です。
目の前は壁。機首に近いため、左側の壁が湾曲して私の左足を圧迫してきます。左足を右足の方に曲げざるをえませんでした。 1時間ほどの飛行でしたが、苦しいことこの上なく、快適な空の旅など楽しむ余裕などありませんでした。俗にいうエコノミー症候群の極度のかたちといえるでしょう。 一方電車の話ですが、東海道線で4人掛けのBOX席では前の席の人と膝がふれあい、お互い足を交互にして隙間を有効活用しなくてはなりません。 1時間以上の通勤を5年近く続けていますが、これが影響してか最近膝が痛くなってきました。いってみれば「通勤エコノミー症候群」です。 飛行機の1A席は半額くらいにするべきだと思います。東海道線は、座席間を10センチ長くした新車両を導入すべきです。私鉄や、JRでも他の路線は間隔が長いような気がします。
2004年 06月 06日
![]() 機内持ち込みの荷物をちょっと乗せておく。写真は妻と私の2人分の荷物ですが、カートの大きさは必要十分で最小限。小回りも利きます。 スーパーのカートと似ていますが、それよりも角がとれてスマート。ちょっとこぶりです。 これがあると、チェックインしてから搭乗(帰りはその逆)までの小1時間をストレスなく過ごせます。 トイレにも行けるし、子供のいる人は子供の荷物も置いていける。混雑している時に、椅子の上を荷物で占領することもない。老人だってすいすいです。 まさしく実用的なカートです。荷物の重さで手が痛くなるくらいなら、動く歩道より僕は断然このカートですいすい進みたいと思っています。 成田空港には、チェックインする前まではスーツケースが2つも乗るような馬鹿でかいカートがありますが、使用した方ならわかると思いますけど、使いまわしにくいんですよね。それにチェックイン後はやっぱり利用できない。 ちなみにコペンハーゲン空港は、空港に連結している鉄道のホームまで、途切れることなくカートが利用できる仕組みになっています。 今度開港する新中部国際空港は、日本ではじめてのユニバーサルデザインの空港だという話です。どのような機能美を見せてくれるか期待しています。 成田、羽田は民営化されるまではやはりだめなんでしょうね。
2004年 06月 06日
![]() 僕はきらいです。あまり速くないし、あんな細い通路に押し込められて歩くのは、気分的に窮屈でいやです。 写真の人もお土産やなんやらで重いんでしょうね。手すりの上に乗っけています。機内持ち込み荷物は結構重いので、通路が長いと腕がいたくなります。僕もよくこの人のように乗っけます。 チェックインしてしまうと、カートはない。これって、なぜないのか不思議です。 でも世界の空港がこうであるわけではない。デンマークで出会った「カート」は感激でした!
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