2004年 06月 05日
福井 |
出張で福井に行って来た。日程がちょうど週末にかかっていたので、1泊延ばして土曜日も滞在した。GWには石川と、なぜか5月は北陸づいている。
街の大通りのひとつフェニックス通には福井鉄道福武線が路面電車として走っていて、ホテルのネオンを含めた通りの風景が、10年ほど前に訪れたロシアや東欧を彷彿とさせる。自分でも意外な連想だったが、空気の質感まで似ている気がする。なんというか「周辺地の諦念」というのも共通点かもしれない。
越前そばは三度堪能した。「おろしそば」がやはり美味しかった。喉ごしというより、圧倒的に大根おろしとつゆのだしの旨味が勝利のそばだという感じがした。名店「ヨーロッパ軒」のソースカツもいただいた。薄い衣に覆われた薄目の肉と特製のウスターソースの組み合わせは、なるほどやみつきになる味だ。
ちょうど店に入ったのは午後6時過ぎ。TVでは、プロ野球の阪神戦。テーブルの上にはソースカツと生ビール。男性サラリーマンだけでなく、勤め人の女性の一人姿も。贅沢な夏の夕暮れの過ごし方だ。
さらに角のヨーロッパ軒からフェニックス通方面に1分ほど歩いたところに、ミニシアター系の映画館「メトロ劇場」を見つけた。「花と蛇」の最終日だったので入ってみた。主演・杉本彩のSMシーンが週刊誌などで話題になったが、映画としては期待した内容ではなかった。劇場には最終日だというのに、ちゃんとした身なりの中高年の男性が数名見に来ているのが印象的だった。
次の日の午後は「ふくろう」(新藤兼人監督・大竹しのぶ主演)の初日を観た。途中で3度スクリーンが止まるというのは地方の映画館らしく(?)て、いいような悪いような。「花と蛇」よりはよかったがこちらも不満の残る内容。
大竹しのぶの演技は見るべきところがあった。それと、スワロウテイル主演の伊藤歩が全裸で水浴びをするシーンは美しかった。しかしハスキーな彼女の声は、聞きとりにくいところがあり、今後女優生命を左右かもしれないと思ったりした。
本当は韓国アカデミー賞を受賞した「殺人の追憶」を見たかったが、空港行きバスの発車時間と合わず断念。スケジュールをみるとその他にも見たい映画が目白押しだった。
ヨーロッパ軒の「ソースカツ」と「メトロ劇場」。福井市民なら間違いなく私の定番となるはずだ。
街の大通りのひとつフェニックス通には福井鉄道福武線が路面電車として走っていて、ホテルのネオンを含めた通りの風景が、10年ほど前に訪れたロシアや東欧を彷彿とさせる。自分でも意外な連想だったが、空気の質感まで似ている気がする。なんというか「周辺地の諦念」というのも共通点かもしれない。
越前そばは三度堪能した。「おろしそば」がやはり美味しかった。喉ごしというより、圧倒的に大根おろしとつゆのだしの旨味が勝利のそばだという感じがした。名店「ヨーロッパ軒」のソースカツもいただいた。薄い衣に覆われた薄目の肉と特製のウスターソースの組み合わせは、なるほどやみつきになる味だ。
ちょうど店に入ったのは午後6時過ぎ。TVでは、プロ野球の阪神戦。テーブルの上にはソースカツと生ビール。男性サラリーマンだけでなく、勤め人の女性の一人姿も。贅沢な夏の夕暮れの過ごし方だ。
さらに角のヨーロッパ軒からフェニックス通方面に1分ほど歩いたところに、ミニシアター系の映画館「メトロ劇場」を見つけた。「花と蛇」の最終日だったので入ってみた。主演・杉本彩のSMシーンが週刊誌などで話題になったが、映画としては期待した内容ではなかった。劇場には最終日だというのに、ちゃんとした身なりの中高年の男性が数名見に来ているのが印象的だった。
次の日の午後は「ふくろう」(新藤兼人監督・大竹しのぶ主演)の初日を観た。途中で3度スクリーンが止まるというのは地方の映画館らしく(?)て、いいような悪いような。「花と蛇」よりはよかったがこちらも不満の残る内容。
大竹しのぶの演技は見るべきところがあった。それと、スワロウテイル主演の伊藤歩が全裸で水浴びをするシーンは美しかった。しかしハスキーな彼女の声は、聞きとりにくいところがあり、今後女優生命を左右かもしれないと思ったりした。
本当は韓国アカデミー賞を受賞した「殺人の追憶」を見たかったが、空港行きバスの発車時間と合わず断念。スケジュールをみるとその他にも見たい映画が目白押しだった。
ヨーロッパ軒の「ソースカツ」と「メトロ劇場」。福井市民なら間違いなく私の定番となるはずだ。
by maruhi5
| 2004-06-05 12:36
| 日々雑記